構造設計者の仕事紹介~人の命を守るために、社内外問わずどこでも追求!~

先日、某物件の現場段階での鉄骨検査に行ってきました。

鉄骨検査とは、建物の骨格を形成する鉄骨部材が設計者の意図通りに造られているかを確認する業務です。この業務は監理担当者と構造設計者が担っています。構造設計を始めて2年目の私にとっては、今回が2回目の鉄骨検査になります。

構造設計者は、設計するだけではなく、建物の安全を確保するために、実際に現場に足を運んで、全体から細部に至るまで慎重に確認していきます。

普段は、小さく縮尺された設計図を見ているわけですが、実際の躯体を見ると、その大きさには毎回圧倒されます!

しかし、大きいからと安心できるというわけではなく、部材間の溶接部のチェックも重要になってきます。

現場では、未明課題にぶつかることも多いのですが、そんなときこそ施工者と設計者がお互いの知識を出し合って追求し、その時々の課題をみんなで突破していきます。技術者同士の追求の場では、少しの妥協も許されず、なんとしても安全な建物を実現するんだという全員の気迫が感じられ、刺激的な場でした!

また、追求は現場だけに留まらず、社内に帰れば、構造設計者同士で、各自の担当物件を超えての追求が始まります。そこでは、現場で追求した中身を共有し、他物件でも活かすために、技術の蓄積と高度化に繋げていきます。
                                                        
構造設計は、建物を利用する人々の命を守るという大きな役割があり、それだけみんなに期待されているやりがいのある仕事だと、私自身実感しています。だからこそ日々追求し、安心安全でかつ無駄のない、最適な設計を目指していきます!

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